sábado, enero 13, 2007

ダニエル・オルテガの就任


ダニエル・オルテガが、ニカラグアの大統領と戻ってきた。80年代を生きたものとして、なんというかため息が出るような感慨がある。すでにペルーでは、こっちも80年代に大統領だったアラン・ガルシアが、復帰しているが、オルテガは、サンディニスタ革命によって獲得した政権。冷戦期の米ソの代理戦争の場と化していた中米で、民衆の蜂起を促したサンディニスタ革命と、その後の政権の民衆の立場に立った、識字運動等の政策に感銘する人は多く、海外からもどんどんボランティアが入ってそれを支えていた。もしかしてクラッシュの4thアルバム『Sandinista!』が、この革命が由来になってることを知ってる若い人たちもわずかなのかも知れない。合衆国が、様々な妨害行為を行ったこともあるが、最終的にオルテガの政権は、自身の汚職か何かで権力を失ったはず。ぼくも何か裏切られた気になったことを覚えています。
ベネズエラのチャベスと、ボリビアのエボ・モラレス大統領と並んだ姿は感動的であり、また違った感慨をもよおしている。同時に、オルテガは合衆国との関係を修復するとも選挙時に公約しており、どういうバランスで行くのかが今後注目するところ。
チャベスは、取り込みのためだろうか?すぐに経済協力にサインして、石油を供給することを約束してマナグアを後にした。