lunes, enero 08, 2007

GR Digital


ボリンケンさんのブログを見てると、すぐ何でもほしくなってしまうので困る。もともとリコーのこのカメラはほしかったもので、いつかは買ってしまうつもりのものだったのだけれど、最近新しいビデオカメラも買ったばかしで、しばらくお預けだな〜って思ってたら、ボリンケンさん、そして彼のブログからリンクされてる素晴らしいGRDの写真の数々。もうたまらなくなって気がついたら、価格.comをクリックしていた。
このデジタルカメラは、ぼくにとって2台目で、最初はソニーのサイバーショット。T1でした。3年前にベトナムへ旅行へ行くのをきっかけに購入しました。デジタルカメラを持つにはかなりおそいデビューでしたが、高級なものと価格を抑えたものとの落差が激しくて、「手頃な」ものがなかなかなく、まぁまだいいか、と銀塩のニコンF3を使いつづけてました。『移動の技法』で使っているのは、昔そのF3で撮ったものです。

(ベトナムは、熱帯の夜をバイクに跨って移動するサイゴンの女の子がめちゃくちゃセクシーだった)
T1ではじめてデジタルカメラを手にしたわけですが、それはカメラというより、「記録」の道具という感触でした。まずフィルム代がかからないというのが大きかったのですが、何でもかんでもとりあえず撮っておく。こうやってぼくたちは、自分たちの日常を取材しながらこれから生きていくんだろうか?と思った。しかしそんなデジタルカメラ熱も半年くらいで冷めてしまった。何を撮っても同じ様にしか撮れないのが分かってきて、完全に飽きてしまった。それでここしばらくは写真自体を撮るということも忘れてしまっていました。
そして、GRD。昨日一日家で使い方をレッスンして、今日初めて外へ持って出ました。近所を歩きながら、ふと立ち止まって露出を決めて撮ってみる。もう一枚。何だか、久しぶりだな〜、この感覚。デジタルカメラとともに失っていた時間の感覚がGRDとともに帰ってきたと言っていいのか。でも何だかそんな感覚。いったいぼくらはどこへそんなに急いでいたのだろう?

1 Comments:

At 9:55 a. m., Anonymous Anónimo said...

おお!おめでとうございます。
そうなんですよね、GRDには自分が何かする要素が多分にあり、その辺もつき合っていける部分かと思います。感情の赴くままに何かを収める...そんな時に手元にあって欲しいと思います。

 

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