lunes, junio 20, 2005

Jared Borgetti



サッカーをよく見るようになったのだけれど、さすがにメキシコまではカバーしきれておらず、ボルヘッティのことを知ったのはごく最近。コパ・リベルタドーレスで準決勝を賭けた試合の一つはメキシコ勢同志の闘いで、パチューカ対グァダラハラ。ボルヘッティはパチューカのエース・ストライカーなのだが、監督のトレホは、彼のライバル、パラグアイのネルソン・クエバスを使い結局最後までボルヘッティの出番はなかった。
途中監督と何かいざこざが起きたのか、カメラは試合を放っておいて、拗ねたような顔をしてベンチに座っているボルヘッティをずっと追っている。結局パチューカは破れ、グァダラハラは、次に当たったボカ・ジュニオールスも破ってベスト4まで進んでいる。
今朝終わったコンフェデレーション杯、大方の予想を裏切って、日本代表を破ったメキシコがブラジルをも破って決勝トーナメントへと進んだ。
ボルヘッティはメキシコの代表チームでもエースだ。北中米予選では現在得点王。わがままでキレたらどうしようもないが、普段は気さくなあんちゃんという風貌。メキシコは王者ブラジル相手にしっかり守りを固め隙があったらボールを放り込みカウンターを狙う作戦。前半からほぼ狙いどおりに試合は進んで、ボルヘッティはペナルティを獲得。最初のキックは見方の選手が飛び出してやり直し、2回目は止められたが、エメルソン飛び出していたため、もういちどチャンスがやってくる。しかしジーダがセーブし、結局得点にはならなかった。
後半に入り14分。コーナーキックからボルヘッティがヘッドで決め、借りは返したという顔。勝つという強い意志とそつのない一連のプレーでメキシコが勝った。ブラジルは、才能に恵まれすぎた選手が自分でどうにかしようとし過ぎでチームが瓦解していく悪い回りになってしまった。